噛めば噛むほど出汁(だし)が出る「赤身の深み」
ブリスケは、牛が一生をかけて体を支え、動かし続けてきた胸の筋肉です。
よく動かす部位だからこそ筋肉中の「筋繊維」が非常に太く、
旨味成分(イノシン酸やアミノ酸)がぎっしり詰まっています。
一口噛むと、まるで上質な牛肉スープを凝縮したかのような、
濃厚で濃密な肉汁が溢れ出します。サッと溶けてなくなるお肉と違い、「噛む回数だけ旨味が溢れ出てくる」のがブリスケ最大の魅力です。
赤身だけだとパサつきがちですが、ブリスケの脂は香りが非常に優れています。
焼くことで脂が溶け、太い赤身繊維を包み込むため、
「濃厚なコク」と「肉々しさ」が同時に口いっぱいに広がる
絶妙なバランスが生まれます。
「塩+ワサビ」「レモン果汁+ネギ」で食べると、脂の甘みと赤身のコクが引き立ち、
何枚でも食べられる美味しさになります。
旨味: ブリスケに豊富に含まれるコラーゲン(筋)が熱でゼラチン質に変化します。
肉の繊維は解けるように柔らかくなり、ゼラチン化した濃厚なコラーゲンが肉汁と混ざり合って、舌にまとわりつくような極上のまろやかさを生み出します。